記憶力 サプリ

男女で違う脳の作り

 

男性と女性では脳の作りが違うと言います。男性はより論理的に物事を考え、女性はより感覚的に物事をとらえる傾向があるとよく言われています。そのため、男性に物事を教える場合と、女性の物事を教える場合とでは方法が違うということもよく言われています。

 

女性はイメージなどに紐づけて覚えることが得意で、特に単純なことの段取りなどを正確に行うということに関して男性よりもずっと能力が高いそうです。これは女性の脳の作りだけでなく、家庭で多くの家事をこなしているなどの脳の鍛錬による結果と考えられます。女性は家事や子育てなど家庭での多くの仕事を与えられており、時間、場所、感情などを一緒に記憶しているために、その分野が発達していると見られています。

 

一方で、コンピュータプログラムなどを扱う数学や論理の世界になると、エキスパートと呼べるような人で女性の割合はぐっと少なくなります。これは、より複雑な論理を構成するための脳の働きは男性の方が優れているといういうことになるのでしょう。男性は、計画を立てたり、複数の作業を同時に進行するマルチタスクが得意という傾向が見られるそうです。

 

さらに、脳の機能低下や認知症などが生じる傾向も男女で差があり、これらについては女性ホルモンが関係していると考えられています。脳にも性差があることが判明しているわけですが、それを生み出すのが先天的な性別なのか、それとも生活習慣なのかは今後の研究課題となっていきそうです。

 

糖分が記憶力を下げてしまう?

 

記憶力を保つためには、脳にエネルギーが必要です。このように聞くと当然のように感じるのですが、なかなかこれが完全に解明されるまでには時間がかかっていたのです。しかし最近は逆に、脳のためと言ってエネルギーになる糖質を摂取しすぎると、記憶力や脳の活動を低下させる可能性があることがわかってきました。

 

マウスを使った実験によると、多くの糖質を与えたマウスたちはそうでないマウスのグループと比較して動きが遅く、脳活動が低下している様子が見えたと言います。特に異性化糖と呼ばれる糖質は、ソフトドリンクなどの加工食品によく使われているもので、これがインスリンの反応に異常をきたす可能性があります。

 

インスリンには、思考や感情のコントロールに必要な機能を調整する作用がありますが、過度な糖の摂取によってこのインスリンの作用が弱まることで脳の活動が低下するものと考えられます。また、インスリンの働きに異常が生じると血糖値のコントロールがうまくいかなくなり、高血糖症を生じやすくなります。こうしたトラブルを防ぐためには、糖質の摂取時に、合わせてDHAなどのオメガ3脂肪酸を摂取するのが効果的なのだそうです。

 

頭が疲れた時は糖質を摂取することが大切だと思っている人も、あまりに糖質に走ってしまうとかえってそれが脳の働きを低下させる原因になるかもしれません。脳や記憶力のためだけでなく、生活習慣病の予防のためにも、糖分の補給は極端にならないように気を付けてください。

 

頭がいいのは生まれつきなのか

 

「頭がいい」というのは才能や素質のようなものなのでしょうか。脳は生まれつきの良し悪しがあって、それが学力や仕事の要領の良さなどを決めてしまうのでしょうか。やはり、多くの人が感じているように、差が多少はあるようです。しかし、生まれた直後からその差が大きくあるということはほとんどなく、その後の発達の中で差が生じていくのだそうです。

 

発達しながら出来のいい脳になる子供もいれば、そうでない子もいるそうです。大事なことは、脳を「使う」ということだそうで、せっかく優良な脳を持っていたとしても、使わなければどんどん衰えてしまい、5才位になると普通の人と変わらないレベルになってしまうそうです。ですから、大事なことは発達段階でどのように脳を刺激し、使っていくかということなのです。

 

そのため、今は幼児教育が重要と言われたりしますが、脳を使うというのは必ずしも学習をする必要はなく、音楽を聞かせたり、歌ったり、踊ったり、パズルをしたり、様々な遊びなどでも鍛えられます。逆に子供のうちに脳にストレスを与えすぎると、大人になってから極端にストレスに弱くなることもあるそうですので気をつけなければなりません。

 

子供たちの脳の形成は、親がどのように子供に接するかにかかっています。あまり子供に考える機会を与えず、また教えることもしないようだと、子供は子供なりに考えられる範囲で、できる範囲で発達してしまうので、思ったようにならないことも多いのです。何を助け、何を考えさせるのかを親はしっかり考えるべきです。

 

脳の働きを助ける朝ごはん

 

朝ごはんは重要だということがよく言われるようになってきました。忙しい現代人の中には、朝ごはんを食べる時間がないという人もいますし、ダイエットのために少しでもカロリーを減らしたいと思い、朝ごはんを抜いている人もいます。しかし、脳に関していえば、その働きに最も重要となるのが朝ごはんです。朝ごはんをとらないと集中力の低下から多くのトラブルがおこります。

 

たとえば、交通事故率が高くなったり、仕事や学校などで落ち着きがなくなると言われています。脳にはエネルギーが必要ですが、寝ている間には、脳のエネルギーが供給されることはありませんから、起きた時には基本的に空っぽと言っても良い状態になっています。その時に適切に炭水化物などすぐにブドウ糖に代わってくれるもので補給できれば良いのですが、朝ごはんを抜いてしまうと、エネルギー不足のまま数時間を過ごす必要があります。

 

そうなると脳は少しでもエネルギーを節約しようとその機能を低下させます。日本人の朝食では納豆とごはんなどのメニューがありますが、日本の朝食の定番メニューは、科学的に考えても脳に対して非常に良いものばかりが並んでいると言います。

 

牛丼屋さんなどの朝食メニューでは、納豆定食や紅鮭定食などが定番となっていますが、これらは脳のエネルギーとなる炭水化物や、脳に必要なアミノ酸を提供するタンパク質、からだが失った水分やミネラルを漬物やみそ汁の塩分などから摂取できるという理想的な朝食です。忙しく自宅では無理という人は、牛丼屋さんにでも駆け込んで朝食を食べましょう。

 

短期記憶と長期記憶

 

人間の脳とは不思議なもので、頑張って記憶しようとするとかなり難しいことも覚えることができます。逆に、覚えようとしないことは全然覚えることができません。
そして、時間が経過しても大事なことは覚えていたり、逆に大事でないことはすぐに忘れてしまいます。たとえば、自分の家の住所や、電話番号、自分の誕生日といった情報はずっと覚えているものです。

 

人によっては昔の住所や携帯電話の番号まで覚えている人もいます。記憶には、長期間覚えていられる「長期記憶」と、短時間だけ覚えていられる「短期記憶」の二種類があります。人間の記憶は、まず新しい情報を「短期記憶」に格納し、それを「長期記憶」へと移動させることで定着していていきます。

 

実はコンピュータも似たような仕組みを作ることで情報の出し入れや記憶を高速化しています。短期記憶には多くを詰め込むことはできませんが、すぐに引き出して使うことができ、長期記憶は多くの情報を詰め込むことができますが、何かのきっかけがないと奥に眠っている情報は引き出すことができません。

 

しっかりと短期記憶を長期記憶に定着させるためには、復習をするプロセスや、睡眠というプロセスが必要不可欠といわれています。これはつまり、勉強の仕方や生活習慣によって学習能力に違いが出るということですから、正しい方法で学習はする必要があります。

 

人間は忘却曲線と言われるものにしたがってどんどん記憶が失われていくので、復習の頻度は1〜2日以内に行うようにするのが良いと言います。そして、記憶の定着のためにはしっかり眠ることが大事なので、徹夜での勉強は基本的にさけるべきだそうです。